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2023年5月8日にペマ・ツェテン監督が急逝されて以来、私たちチベット文学研究会は、深い悲しみに暮れておりました。思い返せば2011年、「オールド・ドッグ」を引っさげて東京フィルメックスに初登場したペマ・ツェテン監督との出会いは、私たちチベット文学研究会にとって、大きな刺激となりました。ペマ・ツェテン監督は私たちを「セルニャ(金の魚)」という愛称で呼び、チベットの人たちに積極的に紹介してくれていました。それが日本でチベット文学や映画の紹介活動をする私たちをどれだけ励まし、支えてくれたことか。
監督は53歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、映画と小説に永遠の命を灯されました。その素晴らしい作品の数々を、これからも大切に味わっていければと思います。
このたび、東京フィルメックスのプログラミングディレクターの神谷直希さんに音頭を取っていただき、東京外国語大学(TUFSフィールドサイエンスコモンズ)との共催で、ペマ・ツェテン監督を追悼する上映会を企画しました。大変貴重な機会ですので、お誘い合わせのうえ、会場までお運びください。
ご来場の方への特典として、ご鑑賞1回につき『セルニャ』を1部進呈いたします。各号100部限定です。どの号にもペマ・ツェテン監督の小説や映画紹介など、関連記事が含まれており、他の記事も映画の背景を知るのに役立つ情報が満載です。各号を下記の通り上映作品ごとに配布いたします。詳しくは、劇場の案内をご覧下さい。
『セルニャ』別冊は、劇場ロビーにて配布いたします。