チベットの作家たちが生み出す文学や映画には、何といってもチベットの文化や風俗が染み込んでおり、それに触れる私たちに新鮮な驚きや喜びをもたらしてくれます。
今、たいへん活気のあるチベット文学と映画の世界。本誌『SERNYA (セルニャ)』では、そんな熱気を帯びる文学と映画制作の現場に密着しながら、文学と映画を通してチベットの「いま」を伝えていきます。
2023年3月に岩波書店より、岩波文庫の一冊として『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』が刊行されました。チベット文学研究会の海老原志穂が編訳者の一人として参加しています。
10月8日と9日に新宿歴史博物館にて「チベット現代文学フェス2022」を開催します。一緒に作品を味わいましょう。映画上映や冊子セルニャのコーナーも。参加費無料、要事前申込。ふるってご参加ください。
2022年4月27日に春陽堂書店より、『チベット幻想奇譚』が刊行されました。チベットで現在活躍中の様々な世代の作家10人の作品を集めた日本オリジナルのアンソロジーです。
長編小説『雪を待つ』以来、7年を経て、ラシャムジャの短編集『路上の陽光』が刊行されました。切なさを陽光で包み込んだような8つの物語は、YA世代にもお勧めしたい作品揃いです。ぜひ手にとってみてください。
チベットの「いま」を伝えたいというコンセプトで、2013年から冊子とブログで情報発信を続けてきましたが、このたび情報発信の本拠地としてウェブサイトを立ち上げました。