SERNYA
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2. ジャムの地に流れる時間

ラシャムジャ 著、星泉 訳

2-2-2. 焚き上げをする一家の主

朝、一家の主は、かまどでお湯の沸くシューッという音や、かまどの火穴の火が燃えさかるゴーッという音、そして一家の主婦が台所を出たり入ったりするバタバタという音を聞いて目を覚ます。目覚めた主はのらくらするでも慌てるでもなく、ゆっくりと起き上がり、着物を羽織り、門の近くまで行き、そこにある砕けた乾燥糞の山に向かってシャーッと小便をする。そして家に戻ると、簡単に手洗いと洗顔を済ませ、この日、一家の主として自分が責任をもって遂行しなくてはならない一番最初の仕事を始めるのだ。

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