第1部でM村の生活空間を層として見立てたように、ここで言う外の仕事と内の仕事にも同じ考え方を適用できる。この仕事の分類はM村の生活空間の外層と内層という分類に対応する。外の仕事は、生活空間の第1層である放牧地と、第2層である畑地、第3層であるM村の村落空間で展開される。内の仕事は、生活空間の第4層である世帯の敷地内の空間と、第5層の世帯の建物内の空間で行われる。とはいえ外仕事と内仕事はあらゆる労働空間に存在しているので、季節や天候、男女の役割分担などに応じて、外仕事と内仕事のいずれで対応するかが決定される。