SERNYA
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2. ジャムの地に流れる時間

ラシャムジャ 著、星泉 訳
2-2-4-1. 朝寝をする暇もない子供たち

幼い子供であっても、M村では、朝起床したら、家族全員と一緒に朝食を食べる。M村では家庭内の規律のことを家のしきたりといい、しきたりが行き届いているかどうかは一家の主に責任がある。主は常に家族全員に対してしきたりの観点から教え諭す ことになる。したがって、子供が朝起きて、家族と一緒に朝食をとることも、家のしきたりが行き届いている印になる。逆に子供が朝寝坊をするようなこと〔日が昇ってもまだうつぶせで寝ている〕があれば、家のしきたりが行き届いていない印になる。朝起きたら、子供は大人と同じように手洗いと洗顔 をし、食事が終われば、男親とともに、大きな家畜と小さな家畜を追って山に放牧に行くか、女親とともにこまごました家事の手伝いをする。もしこうした仕事に行かずに済んで暇ならば、祖父母のもとで昔話に耳を傾けることになる。

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